8月末の健診以降夏バテが如実に現れて、夏季の寝不足と疲労が直接の原因で気分的にモヤっと…
ひとりっきりで何かに没頭したい飢えに、10月上旬の車検が気になり、気分的にはちょっと不安定でブルー。春にプログラミングされたバンドのライブも元々興味のないバンドなんでキャンセルしてもよかったんだけど…
しょうがないんだよね。
一緒に行くって約束しちゃったから。大変…
9月1日は、PERSONZ。4月26日のライブがその数日前の地震のせいで延期。PERSONZは1980年代末〜1990年代初頭のバンドブームを背負ってきたロックバンドで、ブーム期にはテレビドラマとのタイアップによる大ヒット曲がありました。女性ボーカリストのJILLさんがフロントの4ピーススタイルで、函館芸術ホールのステージを気持ち良く支配します。
わたしよりもちょっと年上のJILLさんはちょっと尖った感じのお姉ちゃんですが、MC聞いたりすると心温かい感じの「おねえちゃん」っていう感じです。わたし個人で見た昔のJILLさんは不良少女の匂いを持った尖った感じの歌い手だったんですが、マイクスタンドの前に立つ彼女の貫禄は少しmother入ってます。ステージに立っているベーシストでJILL姉さんの旦那さんの渡邊貢さんは観客席から見て舞台の左側にいて、スーパーギタリストの本田毅さんが右端にいて、バンド全体を見守るようなドラマーの藤田勉さんがいて、雰囲気は尖ったバンドよいうよりも家族っぽい感じがしてステージでの雰囲気は温かいんです。それがPERSONZのポジティブな楽曲にリンクしているのがまたいいんです。
本気で歌い上げるJILLさんが扇動して会場の平和的な雰囲気ができる。話はバンドブーム期に戻るけれども、JILLさんのMCでは、ブーム期に大ヒット曲がありメディアに進出し「歌姫」のように持ち上げられ、またカリスマバンドのレッテルを貼られたその時期に、バンドには多分ビジネスサイドの介入がありバンド独自の方向性を見失った時期もあったようです。ブームが去って栄華を誇ったバンドが次々と解散し、生き残っても見向きもされなかった時期もあったようですが、そんな苦闘の時期があってこそなのでしょう、2026年のPERSONZは、爽やかで清々しくパワーと説得力がある本気のラブソングを聴かせる熱いバンドでありました。
JILLさんにはレジェンドクラスの女性ロッカーの影が見えるのですよ。ジョーン・ジェット、ブロンディー、クリッシー・ハインド、パティー・スミス、ニナ・ハーゲン、ネーナ(知ってるかな?)、シンディー・ローパー……
でもJILLさんの個性はJILLおねえちゃんものなんですよ。
ライブの様子は撮影不可なので関連画像はこんな感じです。


次のライブは二日空けて9月4日(金曜日)
ラブソングの王様のライブです。「ラブソングの王様」といえば鈴木雅之。イクラちゃん(歌手)が言うには「大森市が産んだ日本初の黒人」だそうな。わたしの世代では、シャネルズ、ラッツ&スター、邦人シンガーで最も本場アメリカのソウルマンに近い感性を持った最強の歌手。最近ではシャネルズ時代のやんちゃぶりがクローズアップされてますが、それはそれで若気の至りでいいでしょう。◉◉銀蝿はわたしも好きじゃないんで…
会場は函館サーモン・まるなまホール(旧名 函館市民会館)会場1時間前には駐車場にいてクルマの中で大鼾で昼寝。なんせ夜勤上がりでほとんど寝てない状態だったんで熟睡状態で、その間に駐車場はラブソングの王様に会いにきたオーディエンスのクルマでいっぱい。降りてくる人たちは殆どが年齢層が高く、50〜60歳代がメイン。入口前には昔のやんちゃぶりを示すかのような尖ったおじさんたちがいて、スキンヘッドにサングラス、ボーリングシャツを着たわたしをガン見するわけですよ。流石函館、道南不良文化発祥の地!
ちょっとこわい思いして二階の観客席に着くと隣の席がそんな感じのおじさんで、大柄で肩幅が広くがっちりした人物で、銀色のリーゼントに紫色の開襟シャツ、ゴールド系統のアクセサリーを身につけた見るからに悪そうな出立ちでした。でもこの方はわたしが座席になんとか腰を埋めるザマを見て、丁寧な話し方(それもまた怖い)で「ここの座席狭くって窮屈ですよね」って声をかけたり、ライブの最中に反対隣の席の老人がよろけた時に「大丈夫ですか」と声をかけたり、まあ人は見かけによらず優しいこと… だけどわたしと相棒がゲイだとは気づいてたかどうか…
小田和正ファンでもある相棒はライブ中に何曲小田和正クレジットの名曲が聴けるのかも楽しみだったようですが、本来の目的は最高の歌唱力を誇るシンガーの歌声を生で聴くことだったようで、そんなわけでライブを鑑賞するにあたって選んだ歌い手が鈴木雅之なのです。札幌で観るか函館で観るか相棒は結構迷ったようですが、ステージコンテンツは会場をどこに持って行っても同じですからわたし的にはどこでもよかったんです。相棒はわたしより10歳年下なのでリアルタイムのシャネルズは知らないだろうし、ちょっと記憶に残ってるのはラッツ&スターで、記憶で確実なのはやっぱりソロになってからでしょう。「ちがう、ちがう!」のイメージが相棒にあって、登場第一発目は相棒のイメージ通りに、ちがう、そうじゃない、からラブソングのオンパレードは始まります。
前半のデュエットソング群の流れから特別ゲストの鈴木清美が登場し、彼女が登場するとやっぱりあの曲でしょう。
「ロンリーチャップリン」
そうデュエット曲で今でもカラオケで大人気の一曲で、観客サイドは完全にカラオケ状態でお客さんの中にはフルコーラス歌い切った人もいるのではないでしょうか。以後ソウルお姉ちゃんは和製メイビス・ステイプルズのように最強の歌唱力でステージを乗っ取ります。


MCもまた面白いわけで、無愛想で口下手そうに見える鈴木氏は何年か前までラジオのディスクジョッキーをやっていたらしく、ジョークを含めたMCでもオーディエンスの心をバッチリ掴んでいて「おしゃれな街、函館」と「「masayuki suzuki taste of martini tour 2026 step123 season2 “70/40th anniversary”」を何度も口にしては笑いを笑いをとる。そういう茶目っ気が嬉しいですね。そんな楽しいMCを挟めながらのステージは往年のソウル歌手の熱唱を生で見てるのと同じで、歌に命をかけてる、そんな狂気に似た情熱を二階でも感じました。二階席にいても、目の前で生で歌っている、そんな臨場感があって、それを感じてオーディエンスは鈴木雅之の虜になるのでしょう。ヒット曲、名曲、カバー曲、マニア向け曲、CM曲、知っている、どこかで聴いたことがある、なんとなく聞き覚えがある、わたしのようなうろ覚えの客でもついていける選曲にこの鈴木氏の丁寧さと優しさを見ましたね。
コンサートをライブだとかギグとか言うのが普通っぽい感じがして、わたしなんかもそういう言葉で表現しますが、鈴木雅之氏は違いますね。ショーなんです。往年のシンガーが司会とビッグバンドを引き連れて余裕でこなすあのステージであり、それが様になっている。ショーを余裕でこなすシンガーはなかなかいないし、このステージの形式にやっぱり伝説のソウルシンガーの影があって、そこはリスペクトだと思いました。
いろんなライブを今まで見てきましたが、ずば抜けて圧倒的に楽しいライブでした。
「masayuki suzuki taste of martini tour 2026 step123 season2 “70/40th anniversary”」これはツアータイトルで、鈴木氏はカミそうになりながらこのタイトルを何度もMCに入れて、笑いをとるんです。流石です。
9月1日から9月4日までのライブデイズは後から疲れがどっと押し寄せて、ふと体重を計測すると2キロ落ちていて、お金はかかったけどもダイエット効果があるかな、と思いました。だけど結局は2キロ止まりで更に体重を落とすのならば、またお金はたいてチケット買って誰かのライブに赴く?それって効果ありますか? 効果ないんです。ライブで気分が満腹になってもいい気分でお腹を見たうことはないので、ライブ終了後は結局食べてしまう。それもライブで乗せられたままだから食がやたらに捗る。ダメですねえ笑。
end
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